問題
江戸幕府に関した、次のア~ウのことがらを年代の古いものから順に記号で答えなさい。
- ア
- 株仲間を解散させたり、江戸や大阪周辺の大名領・旗本領を幕府領にしようとしたりした。
- イ
- 株仲間から営業税を徴収したり、長崎での海産物などの輸出を盛んにしようとしたりした。
- ウ
- 公事方御定書という法令集を作ったり、目安箱を設けて民衆の意見を政治に参考にしたりした。
正解
ウ→イ→ア
解説
ウは8代将軍徳川吉宗による享保の改革で、イは老中田沼意次の政治、アは老中水野忠邦による天保の改革です。
江戸時代は全国に貨幣経済が浸透し商品作物が作られるようになり、市場経済が発展しました。商業を重視したのは田沼意次で蝦夷地(アイヌ民族)からの干したアワビやナマコ、フカヒレ等を高級食材として清に輸出しました。
天保の改革では、江戸の農村出身者を村に返すなど農業を重視し、質素倹約を旨とし歌舞伎など風俗を規制しましたが、民衆の反発を招き、改革は失敗に終わり、幕府の権威は低下しました。