問題
次の各文は、室町時代から江戸時代にかけての世界のようすについて述べたものである。ア~ウを年代の古い順に並び替え、記号で答えなさい。
- ア
- ヨーロッパで宗教改革がおこり、カトリック教会からプロテスタントが分かれた。
- イ
- 北アメリカにおいて、イギリスの植民地の人々がイギリスからの独立宣言を発表した。
- ウ
- スペインの援助を受けたコロンブスに率いられた船隊が、アメリカ大陸付近の西インド諸島に到達した。
正解
ウ→ア→イ
解説
コロンブスの西インド諸島への到達は1492年で、バスコ=ダ=ガマがインド航路を開拓したのが1498年、マゼランとその部下による世界一周の達成は1522年で、ポルトガル船によって日本に鉄砲が伝来する(1543年)のまえのできごとです。
宗教改革はドイツの神学者ルターが1517年にカトリック教会の教えや制度に抗議したことに始まり、そのプロテスタントの教えはドイツ、イギリス、北欧などで広まりました。
これに対してカトリック教会の一部はイエズス会を結成し、アジアなどでその教えを広めようとしました。イエズス会の宣教師フランシスコ=ザビエルが鹿児島に上陸したのは1549年です。
アメリカの植民地化はイギリスが主導権をもって進められますが、次第に独立の動きが高まり、独立戦争がおこり、その最中の1776年にアメリカ独立宣言が出されました。
こうした経緯から歴代アメリカ大統領の多くはプロテスタントです。