問題
江戸時代におこった次のア〜ウのできごとを、古い順に並べて記号で答えなさい。
- ア
- 外国船の動きを警戒した幕府は、異国船(外国船)打払い令を出した。
- イ
- たくさんの日本人が東南アジア各地に渡り、おもな港や都市に日本人町ができた。
- ウ
- 徳川吉宗は、実用の学問を発展させるため、洋書の輸入禁止をゆるめた。
正解
イ→ウ→ア
解説
江戸幕府を開いた徳川家康は、キリスト教は禁止しましたが貿易は奨励し、幕府公認の朱印状を受けた貿易船が東南アジアに渡り、現地では日本人町が作られました。3代将軍徳川家光の時代に鎖国は完成し、日本人町は姿を消しました。
8代将軍徳川吉宗は財政改革として享保の改革を行い、実学を重視してキリスト教と関係のない漢訳洋書の輸入を許可しました。これによってその後、蘭学がさかんになりました。
18世紀末頃からロシア船、イギリス船、アメリカ船が日本に通商を求めるようになりました。幕府はこれを拒否し、1825年異国船打ち払い令を出しました。
異国船打ち払い令はアヘン戦争(1840年)で清がイギリスに敗れたことを受け、緩和されることになります。