問題
下記の略年表中のAの時期に起こった次のア~エのできごとを、年代の古い順に並べ、記号で答えなさい。
- 1868年 戊辰戦争が始まる
- A
- 1956年 国際連合に加盟する
- ア
- 関東大震災が起こる
- イ
- 日米安全保障条約を結ぶ
- ウ
- 大日本帝国憲法が発布される
- エ
- 国家総動員法を制定する
正解
ウ→ア→エ→イ
解説
明治時代、大正時代、戦前の昭和、戦後の昭和の大きなできごとに関する問題です。
戊辰戦争は薩摩藩や長州藩を中心とする明治新政府軍と旧幕府勢力の戦いで、福島の会津や函館で激しい戦闘が行われました。
明治政府の目標の一つは西洋列強のように憲法と議会を持つことで、1889年(明治22年)大日本帝国憲法が発布されました。
1923年(大正12年)9月1日、相模湾を震源とする巨大地震が東京や神奈川を中心に広い範囲を襲い、激しい火災が発生したこともあって約10万人の犠牲者が出ました。
1937年(昭和12年)日中戦争が始まり、翌1938年に国家総動員法が制定されました。人、物、経済のすべてが国家によって統制され総力戦体制が構築されました。このころから「欲しがりません勝つまでは」「ぜいたくは敵だ!」などのスローガンが使われました。国家総動員法が制定されたのは日中戦争がきっかけで、第二次世界大戦(1939年)や太平洋戦争(1941年)が始まる前のできごとです。
戦後の日本は1951年(昭和26年)にサンフランシスコ平和条約を結び主権を回復し、同時に日米安全保障条約を結びました。アメリカとソ連が対立する冷戦の世界情勢の中、日本はアメリカの同盟国になる道を選びました。
1956年(昭和31年)日本は日ソ共同宣言でソ連と国交を回復し、同年に国際連合に加盟し、本格的に国際舞台に復帰しました。