公立高校入試の歴史並び替え問題

年代の数字を覚えることは重要ではありません。できごとの内容と前後の関係を理解しましょう

歴史並び替え問題第149問(2010年愛媛県公立高校入試)

注意

第120問とほぼ同じ問題です。

問題

次のア~ウは基本的人権の歴史についてまとめたものである。年代の古い順に並べ、記号で答えなさい。

国際連合総会で、各国の達成すべき人権保障の水準を掲げた世界人権宣言が採択された。
ドイツで、社会権について明文化したワイマール憲法が制定された。
人は生まれながらに自由で平等な権利を持つことをうたったフランス人権宣言が出された。

正解

ウ→イ→ア

解説

1789年フランス革命が始まり、自由と平等をうたったフランス人権宣言が出されました。その後のフランスは王政を廃止し第一共和制に移行しますが、1804年に皇帝ナポレオンが誕生しました。

1919年第一次世界大戦で敗北したドイツでは、世界で初めて社会権を認めたワイマール憲法が誕生しました。社会権とは生存権、教育を受ける権利、労働基本権など社会の中で人間らしい生活を行う権利のことです。

国際連合で世界人権宣言が採択されたのは1948年(昭和23年)で、日本が国際連合に加盟したのは1956年(昭和31年)です)。

 

物語 フランス革命―バスチーユ陥落からナポレオン戴冠まで (中公新書)

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  • 作者:安達正勝
  • 発売日: 2008/09/01
  • メディア: 新書