問題
次のア~ウは、大正時代から昭和時代の政治の様子について述べたものである。ア~ウを、時期の古い順に並べ記号で答えなさい。
- ア
- 海軍の青年将校らが首相官邸を襲い、満州事変に否定的であった犬養毅首相を暗殺した。
- イ
- 陸軍の青年将校らが首相官邸などを襲う事件がおこり、軍部が政治上の発言力を強めた。
- ウ
- 立憲政友会総裁の原敬が、大臣の多くを政友会の党員で組織する内閣を成立させた。
正解
ウ→ア→イ
解説
本格的な政党内閣は1918年(大正7年)大正デモクラシーの中で原敬が初めて組閣し、その後も多く成立しましたが、1932年(昭和7年)の五・一五事件で犬養首相が暗殺され終わりました。
1936年(昭和11年)には陸軍青年将校による二・二六事件がおこり、2人の総理経験者が殺され、東京には戒厳令が敷かれました。日本で戒厳令が敷かれたのは1905年(明治38年)の日比谷焼き討ち事件、1923年(大正12年)の関東大震災と二・二六事件の3回です。
昭和恐慌による社会不安の中、テロやクーデター未遂事件が何度か起こり、軍部の暴走は止められず、政治の混迷は深刻化しました。
参考資料
世界恐慌の始まり(1929年10月)から第二次世界大戦の終結(1945年8月)までの各国の指導者の数
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アメリカ大統領 3人
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ソ連共産党書記長 1人
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イギリス首相 5人
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日本首相 14人