問題
大正時代について、この時代にあったア~ウのできごとを、古い順に並び替えて記号で答えなさい。
- ア
- 男子普通選挙の実現
- イ
- 第一次護憲運動
- ウ
- 本格的な政党内閣の成立
正解
イ→ウ→ア
解説
現在の日本国憲法では内閣総理大臣は国会議員でなくてはなりませんが、大日本帝国憲法では特に規定がなく、元老と呼ばれる薩摩藩や長州藩出身の有力者によって決められ、天皇に任命されました。こうした元老による政治は藩閥政治と呼ばれました。
1912年(大正元年)藩閥政治の打倒と憲法に基づく政治を求める第一次護憲運動が発生、それが大きな大衆運動となって内閣は倒れました。
1918年(大正7年)米騒動の責任をとって寺内内閣は総辞職すると、立憲政友会の衆議院議員である原敬による本格的な政党内閣が成立しました。
1924年(大正12年)政党内閣と普通選挙を求める第二次護憲運動がおこり、政党内閣が誕生、翌年には普通選挙法(男子普通選挙)と治安維持法が成立しました。政党内閣は「憲政の常道」と呼ばれ、1932年(昭和7年)の五・一五事件まで続きました。