公立高校入試の歴史並び替え問題

年代の数字を覚えることは重要ではありません。できごとの内容と前後の関係を理解しましょう

歴史並び替え問題第48問(2011年茨城県公立高校入試)

問題

平安時代におこった次のア~エのできごとを、年代の古い順に左から並べて、その記号を答えなさい。

藤原純友が周辺の武士を率いて、西日本で反乱をおこした。
平清盛が中国との貿易を進めるため、兵庫(神戸)の港を整備した。
白河天皇が位をしりぞいて上皇となった後も政治を行った。
坂上田村麻呂が征夷大将軍に任命され、蝦夷の抵抗をしずめた。

正解

エ→ア→ウ→イ

解説

平安時代の武士に関する問題です。

平安京に遷都した桓武天皇は新しい政治に取り組み、その一つが坂之上田村麻呂による東北地方への遠征でした。坂上田村麻呂はその武功から神格化され、その伝説は各地に残っています。

935年に関東で平将門の乱がおこり、939年に藤原純友の乱が西日本でおこりました。

1086年白河上皇が院政を始め、北面の武士と呼ばれる直属の武士団をおきました。

1156年の保元の乱、1159年の平治の乱を経て権力をつかんだ平清盛は現在の神戸に港(大輪田泊)を整備し、宋と貿易を行いました。