問題
次のア〜エは明治時代の初めのころにおきたできごとについて述べたものである。年代の古い順に並び替えて記号で答えなさい。
- ア
- 政府は、全国統一の近代的な軍隊を作るために徴兵令を出した。
- イ
- 西郷隆盛を中心として、鹿児島の士族らが西南戦争を起こした。
- ウ
- 政府は、新しい政治の方針として五箇条の御誓文を定めた。
- エ
- 版籍奉還が行われ、大名に土地と人民を政府に返還させた。
正解
ウ→エ→ア→イ
解説
明治新政府は1868年に五箇条の御誓文で新しい政治の方針を定め、翌年の1869年に版籍奉還を行い、1873年には徴兵令を出し、中央集権的な近代国家の建設を急ぎました。
その中で士族(旧武士)の特権は失われ、各地で反乱がおこりました。最大で最後の士族の反乱が1877年の西南戦争であり、西郷隆盛を中心とした士族たちは東京を目指して進軍しましたが、近代化された政府軍(農民出身の兵士が多い)の前に九州を出ることすらできずに敗れ去りました。