公立高校入試の歴史並び替え問題

年代の数字を覚えることは重要ではありません。できごとの内容と前後の関係を理解しましょう

歴史並び替え問題第62問(2011年度長野県公立高校入試)

問題

古代における日本と東アジアの国々との関係について述べた次のア~エを古い順に並べ替え、記号で答えなさい。

白村江の戦いで唐と新羅の連合軍に敗れた。
邪馬台国の卑弥呼が魏に使いを送った。
来日をはたした鑑真が仏教を広めた。
小野妹子が遣隋使として中国にわたった。

正解

イ→エ→ア→ウ

解説

239年邪馬台国の卑弥呼が魏に使いを送りました。魏は三国志で有名ですが、曹操は220年に亡くなっています。

607年厩戸王(聖徳太子)は小野妹子を隋に派遣しました。卑弥呼などの朝貢とは異なり対等な外交関係を関係を求めるものでした。

663年天智天皇は日本と関係が深かった百済を助けるため、朝鮮半島に出兵しますが、唐と新羅の連合軍に敗れました。敗戦後には唐と百済の侵攻に備え、九州に水城、西日本各地に山城が作られました。

白村江の戦いの後も遣唐使は続けられ、唐との関係は改善しました。奈良時代の753年鑑真が日本の求めに応じて来日しました。5回の渡航失敗を乗り越えての来日で、奈良に唐招提寺を建立し仏教を広めました。