公立高校入試の歴史並び替え問題

年代の数字を覚えることは重要ではありません。できごとの内容と前後の関係を理解しましょう

歴史並び替え問題第64問(2011年長野県公立高校入試)

問題

下記の略年表中のA~Eの各期間のできごととして適切なものを、次のア~カからそれぞれ一つずつ選んび、記号で答えなさい。

  1. 1905年 ポーツマス条約を結ぶ
  2. 1914年 第一次世界大戦に参戦する
  3. 1931年 満州事変がおこる
  4. 1951年 サンフランシスコ平和条約を結ぶ
  5. 1972年 沖縄が日本に復帰する
  6. 2002年 日朝首脳会談が開かれる
日本が国際連盟を脱退した。
二十一か条の要求の取り消しをなどを求める五・四運動が中国でおきた。
日中平和友好条約を結んだ。
日韓基本条約をを結び、大韓民国との国交を正常化した
北京の外国公使館を包囲した義和団が、日本を主力とする連合軍に鎮圧された。
韓国を併合し、日本の植民地とした。

正解

A→カ B→イ C→ア D→エ E→ウ

解説

義和団事件は1899年(明治32年)に始まり、翌年に鎮圧されました。この混乱に乗じてロシアが満州に侵入し、日露戦争のきっかけになりました。

日露戦争後の1910年(明治43年)日本は韓国を併合しました。

1919年(大正8年)第一次世界大戦終結によるパリ講和会議で、中国が求めた二十一か条の要求の撤回が認められなかったため、大規模な反日・反帝国主義運動である五・四運動がおこりました。

満州事変に対して国際連盟はリットン調査団を派遣、調査の結果、日本の侵略と認め撤兵を勧告しますが、日本はこれに反発し、1933年(昭和8年)国際連盟を脱退しました。

サンフランシスコ平和条約で主権を回復した日本は、1965年(昭和40年)日韓基本条約により韓国と国交を回復し、中国とは1972年(昭和47年)日中共同声明で国交を回復し、1978年(昭和53年)に日中平和友好条約を結びました。