公立高校入試の歴史並び替え問題

年代の数字を覚えることは重要ではありません。できごとの内容と前後の関係を理解しましょう

歴史並び替え問題第69問(2011年度京都府公立高校入試)

問題

次のア~エは琉球王国が成立した15世紀前半から、県となった19世紀後半までの、日本と諸外国や周辺地域との関係について述べた文である。ア~エを古いものから順に並べかえ、記号で答えなさい。

将軍や琉球国王の代がわりごとに、琉球王国から使節を派遣させた。
倭寇と区別するために、勘合を用いて明と貿易を行っていた。
千島列島と樺太の領有権を交換する条約をロシアと結んだ。
明を征服するために、朝鮮に大軍を送った。

正解

イ→エ→ア→ウ

解説

室町幕府の三代将軍足利義道は南北朝を統一し、金閣を建て、1404年に明と勘合貿易を始めました。銅、刀剣などが輸出され、生糸、明銭、陶磁器などが輸入されました。

全国統一を成し遂げた豊臣秀吉は1592年(文禄の役)と1597年(慶長の役)の2度朝鮮出兵を行いました。

1609年に薩摩藩に支配された琉球王国は、江戸幕府の将軍の代替わりごとに慶賀使を、琉球国王の代替わりには謝恩使を、それぞれ江戸に派遣しました。

1875年(明治8年)明治政府はロシアと樺太・千島交換条約を結び、樺太をロシア領、千島列島を日本領とし、国境を確定させました。

 

室町の覇者 足利義満 (ちくま新書)

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