公立高校入試の歴史並び替え問題

年代の数字を覚えることは重要ではありません。できごとの内容と前後の関係を理解しましょう

歴史並び替え問題第70問(2011年度大阪府公立高校入試)

問題

次の各文は、人々が集落をつくり、生活を営むようになったころのようすについて述べたものである。ア~ウについて年代の古いものから順に記号で答えなさい。

大陸から渡来した人々によって稲作が伝えられた。
縄目のような文様をつけた土器がつくられ始めた。
古墳の墳丘に埴輪(はにわ)が並べられるようになった。

正解

イ→ア→ウ

解説

約1万年前に氷期が終わり縄文時代が始まりました。狩猟と採集の生活ですが、黒曜石などの交易の跡が見られます。

紀元前4世紀ごろから弥生時代が始まりました。大きな特徴は稲作と金属器の普及です。

3世紀末ごろから古墳がつくられるようになり、古墳時代が始まりました。3世紀後半には大和地方(奈良盆地)に豪族の連合勢力であるヤマト王権が誕生し、その王は大王(おおきみ)と呼ばれました。古墳は645年の大化の改新以降ほとんど作られなくなりました。

近年、考古学において科学的な研究が進み、この解説もすでに古いのかもしれません。

 

再考! 縄文と弥生: 日本先史文化の再構築

再考! 縄文と弥生: 日本先史文化の再構築

  • 発売日: 2019/02/28
  • メディア: 単行本