公立高校入試の歴史並び替え問題

年代の数字を覚えることは重要ではありません。できごとの内容と前後の関係を理解しましょう

歴史並び替え問題第79問(2011年香川県公立高校入試)

問題

12世紀におこった次のア~ウのできごとが、年代の古い順に左から右に並ぶように、記号ア~ウを用いて答えよ。

保元の乱・平治の乱がおこる
源頼朝が征夷大将軍となる
平清盛が太政大臣となる

正解

ア→ウ→イ

解説

1086年白河上皇が院政を始め、その死後は鳥羽上皇によって続けられました。1156年に鳥羽上皇が亡くなると、崇徳上皇と後白河天皇との権力争いに藤原氏、平氏、源氏の内部対立が加わって、保元の乱がおこりました。戦いは後白河天皇側の勝利に終わり、勝利に貢献した平清盛や源義朝が恩賞を受けました。1159年、後白河上皇の側近間の対立から源義朝らは平治の乱がおこしますが、平清盛によって鎮圧されました。

保元の乱・平治の乱に勝利した平清盛は1167年武士として初めて太政大臣に就き、平氏政権を築き、日宋貿易を行いました。

次第に平氏は他の貴族の反発を招くようになり、1180年に源義朝の子、源頼朝が平氏打倒に挙兵し、翌年に清盛が亡くなると急速にに力を失い、1185年に源氏に滅ぼされました。

勝利した源頼朝は同年に朝廷より守護・地頭の任命権を得て、1192年には征夷大将軍となって鎌倉幕府の体制が出来上がりました。