問題
奈良時代、平安時代、鎌倉時代に起こった次のア~エのできごとを、年代の古いものから順に並べ、その記号を答えよ。
- ア
- 遣唐使を停止する
- イ
- 墾田永年私財法を定める
- ウ
- 承久の乱がおこる
- エ
- 平将門の乱がおこる
正解
イ→ア→エ→ウ
解説
奈良時代の743年、開墾地の私有を認める墾田永年私財法が制定され、律令制の基盤であった公地公民が崩れ、荘園が誕生しました。
平安時代は約400年続く長い時代で、遣唐使の停止と平将門の乱のどちらが古いか難しいところです。菅原道真による遣唐使の停止は894年で、平安京遷都からちょうど100年後です。武士・武士団の出現は平安中期10世紀といわれていて、平将門が関東で反乱を起こしたのは935年です。
また、菅原道真を失脚させたのは藤原時平で、平将門は時平の弟である藤原忠平の家人(家来)を務めていた時期がありました。その藤原忠平が摂政の時に平将門の乱と藤原純友の乱はおきました。
1221年の承久の乱で朝廷に勝利した鎌倉幕府は、後鳥羽上皇を隠岐に配流し、京都に六波羅探題を設置し、朝廷と西国の監視に当たらせました。