公立高校入試の歴史並び替え問題

年代の数字を覚えることは重要ではありません。できごとの内容と前後の関係を理解しましょう

よく出る問題年表まとめ

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最終更新日 2021年2月16日

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743年
墾田永年私財法 22 83 116 127 138

奈良時代になって口分田の不足や農村の荒廃が発生したため、朝廷は墾田永年私財法を制定し開墾地の私有を認めました。これによって荘園が発展していきました。

1086年
白河上皇、院政を始める 41 48 50 58 116

摂関政治を行っていた藤原氏の力が衰えると、白河天皇は譲位して白河上皇として院政をはじめました。

1156年
保元の乱 50 79 116
1159年
平治の乱 50 79
1162年
平清盛、日宋貿易のために大輪田泊を整備開始 48 65 126
1167年
平清盛、太政大臣になる 39 50 79 112 126

保元の乱、平治の乱に勝利した平清盛は武士としてはじめて太政大臣となりました。また、現在の神戸に大輪田泊という港を整備し、日宋貿易に力を入れました。

1185年
壇ノ浦の戦い 89 135
守護・地頭の設置 22 72 102
1192年
源頼朝、征夷大将軍になる 39 79 110 111 130

平氏を滅ぼした源氏の棟梁である源頼朝は、朝廷から守護・地頭の任命権を得て、さらに征夷大将軍となって鎌倉幕府を開きました。

1271年
フビライ=ハン、国号を元に改める 90
1274年
文永の役 39 81 89 92 141
1281年
弘安の役 39 89

鎌倉幕府は2度の元寇を退けましたが、御家人への恩賞を十分に与えることができず、御家人の不満を招きました。

1334年
建武の新政 41 58 110 116 121 125
1338年
足利尊氏、征夷大将軍になる 125

後醍醐天皇は足利尊氏ら武士の協力をえて鎌倉幕府を倒し、天皇中心の新しい政治(建武の新政)をはじめました。次第に、足利尊氏は後醍醐天皇と対立するようになり、新しい天皇をたて、征夷大将軍につき室町幕府を開きました。天皇が二人存在する南北朝の動乱がはじまりました。

1392年
南北朝の統一 41 125
1404年
勘合貿易始まる 69 89 101 126

室町幕府3代将軍足利義満は南北朝を統一し、明と勘合貿易をはじめました。

1543年
鉄砲伝来 2 10 89 100 105
1549年
キリスト教伝来 2 8 59 81 110

ポルトガル船が種子島に漂着し鉄砲を伝えました。また、イエズス会のスペイン人宣教師フランシスコ=ザビエルは鹿児島に上陸し、キリスト教を広めました。

1641年
島原・天草一揆始まる 11 59 100
1639年
ポルトガル船の来航禁止 11 59
1641年
オランダ商館を出島に移す 10 11 59 81 100 126

江戸幕府はキリスト教を禁止していましたが、島原・天草一揆が起こったことで禁教政策を強め、ポルトガル船の来航を禁止しました。さらに、ヨーロッパで唯一関係を持ったオランドの商館を平戸から長崎に出島に移して、鎖国体制を完成させました。

1716年
享保の改革始まる 52 74 107 129 135

江戸幕府の8代將軍徳川吉宗は、幕府の財政改革のため、大名の参勤交代をゆるめるかわりに米を献上させ(上米の制)、新田開発に力を入れ、裁判の基準を定めた公事方御定書を制定し、実学を奨励し漢訳洋書の輸入の禁止をゆるめるなど、享保の改革を行いました。

1868年(明治元)
五箇条の御誓文 6 43 76 122 140

明治新政府は天皇が神に誓う形式で、新たな政治方針を示しました。

1874年(明治7)
民撰議院設立建白書提出 14 15 75 117 122

征韓論で敗れ政府を去った板垣退助らは、民撰議院設立建白書を政府に提出し国会の開設を求めました。ここから国会の開設と憲法の制定を求める自由民権運動が全国に広がりました。

1885年(明治18)
内閣制度を創設 12 14 15 37 122
1889年(明治22)
大日本帝国憲法発布 14 43 60 75 76 96 122 137
1890年(明治23)
第一回帝国議会 1 14 34 37 75

明治政府は内閣制度、憲法、議会と近代国家の体制を整えました。

1894年(明治27)
領事裁判権を撤廃 10 78 103 150
1899年(明治32)
義和団事件 3 38 64 71 94
1902年(明治35)
日英同盟 1 3 10 24 26 34 94 103 128
1904年(明治37)
日露戦争始まる 24 71 94
1905年(明治38)
ポーツマス条約 21 42 63 64 103 123

清では義和団という外国勢力に反対するす宗教団体が運動がおこし、清政府もこれに乗じて日本や欧米列強に宣戦布告しました。日本や欧米列強は連合軍を結成し乱を鎮圧しましたが、ロシアはこの機に乗じて満州を占領しました。ロシアの進出に対抗して日本はイギリスと同盟し日露戦争を戦い、ポーツマス条約を結びました。

1911年(明治44)
関税自主権を回復 10 26 63 78 150

日清戦争の直前に領事裁判権(治外法権)が撤廃され、日露戦争後に関税自主権を回復し、条約改正が完成しました。

1914年(大正3)
第一次世界大戦始まる 9 34 94 118 136 147
第一次世界大戦に日本参戦 64 150

バルカン半島でのサラエボ事件をきっかけにドイツとオーストリア中心の同盟国とイギリスとフランスが中心の連合国との間で第一次世界大戦がはじまりました。戦車や飛行機、毒ガスといった新兵器が登場し、国家の人や物の全てが戦争に向けられ、総力戦と呼ばれました。戦争はアメリカが連合国側で参戦したことで、同盟国側の敗北に終わりました。日本は日英同盟を理由に参戦し、中国山東省のドイツの租借地を攻撃、占領しました。

1915年(大正4)
二十一か条の要求 24 38 42 128 148

日本は中国に対して山東省のドイツの権益を引き継ぐことなどを要求し、大部分を認めさせました。これに対して中国国内では排日活動が広がりました。

1918年(大正7)
原敬内閣成立 20 27 29 36 43 44 53 139
1925年(大正14)
男子普通選挙 27 29 51 96 147

大正時代には大正デモクラシーと呼ばれる民主主義・自由主義の風潮が広がり、原敬首相の本格的な政党内閣が誕生しました。また、普通選挙法が成立し、男子普通選挙が実現しました。

1931年(昭和6)
満州事変 42 45 55 64 148
1932年(昭和7)
五・一五事件 20 35 45 97 139 147
1933年(昭和8)
国際連盟脱退 16 44 55 64 82 109

中国に駐屯していた陸軍の一部(関東軍)が満州を軍事的に占領し、満州国を建国しました(満州事変)。犬養毅首相は満州国を認めなかったこともあって暗殺され、政党内閣は終わりました(五・一五事件)。その後の首相は満州国を認めましたが、欧米諸国の反発は激しく国際連盟の脱退に追い込まれ、日本は国際的に孤立しました。

1936年(昭和11)
二・二六事件 20 35 36 51 97 108 109

日本陸軍の青年将校によって軍事クーデターが実行され、政府要人が暗殺されました。クーデターは失敗に終わりましたが、これ以降軍部の政治に対する発言力が増しました。

1937年(昭和12)
日中戦争始まる 16 35 46 55 119 133 150
1938年(昭和13)
国家総動員法制定 16 33 55 97 108 109 137

北京郊外での偶発的な日中両軍の軍事衝突(盧溝橋事件)から日中戦争が始まりました。日本は国家総動員法を制定し、総力戦体制を構築しました。

1940年(昭和15)
日独伊三国同盟 13 44 46 55 109 147
1945年(昭和20)
ポツダム宣言受諾 55 82 97 115 119 123 133

日本はドイツ・イタリアと同盟することでアメリカに対抗しようと考えましたが、アメリカの反発は激しく、石油の禁輸などの経済制裁を受けるようにななりました。日本はアメリカやイギリスに宣戦布告し、第二次世界大戦に参戦しました。戦争はアメリカ、イギリス、ソ連などの連合国の勝利に終わり、日本はポツダム宣言を受諾し無条件降伏しました。

1946年(昭和21)
日本国憲法公布 97 11519 25 139
1947年(昭和22)
日本国憲法施行 19 25 139

国民主権・基本的人権の尊重・平和主義の三大原則を持つ日本国憲法が公布、施行され戦後の民主化が始まりました。

1950年(昭和25)
朝鮮戦争始まる 4 19 30 61 145

第二次世界大戦後に冷たい戦争(冷戦)と呼ばれるアメリカとソ連の激しい対立が起こりました。朝鮮半島では韓国と北朝鮮の戦争が始まり、アメリカは韓国を、ソ連は北朝鮮を支援しました。戦争は1953年に休戦しました。

1951年(昭和26)
サンフランシスコ平和条約調印 18 25 31 56 64 67 82 99 115

日本はアメリカなどの44カ国とサンフランシスコ平和条約を結びました。これによって連合国による占領は終わり、日本は主権を回復しました。

1956年(昭和31)
日ソ共同宣言 7 31 99 115
国際連合に加盟 9 19 31 53 56 97 132 136 137

ソ連と国交を回復したことで、国際連合への加盟が認められました。

1964年(昭和39)
東海道新幹線開通 18 85
東京オリンピック 4 25 56 67 82 85 97 136 150

高度経済成長期を迎えた日本では、アジアで初のオリンピックが開かれました。

1965年(昭和40)
日韓基本条約 7 40 64 99 132

日韓基本条約で韓国と国交を正常化しました。

1972年(昭和47)
沖縄本土復帰 18 25 30 54 56 64 132

沖縄はアメリカ軍の占領が続いていましたが、戦後27年経って本土に復帰しました。

1972年(昭和47)
日中共同声明 7 67 99 148
1973年(昭和48)
石油危機 4 40 57 61 85

第四次中東戦争をきっかけに石油価格が上昇する石油危機が起こり、日本の高度経済成長は終りを迎えました。

1978年(昭和53)
日中平和友好条約 31 64 148

日中共同声明によって日本と中国は国交を回復し、日中平和友好条約によって両国の関係は正常化しました。

1989年(平成元)
ベルリンの壁崩壊 4 40 67
1990年(平成2)
東西ドイツ統一 4 142 145

東ヨーロッパの社会主義国では民主化を求める動きが強まり、冷戦の象徴であったベルリンの壁は崩壊し、翌年には東西ドイツが統一されました。