公立高校入試の歴史並び替え問題

年代の数字を覚えることは重要ではありません。できごとの内容と前後の関係を理解しましょう

歴史並び替え問題第112問(2012年福井県公立高校入試)

問題

平安時代のできごとであるア~エを年代の古い順にならべ、記号で答えなさい。

坂上田村麻呂がアイヌの人々と戦った。
平清盛が太政大臣になった。
遣唐使の派遣が中止された。
藤原道長が摂政になった。

正解

ア→ウ→エ→イ

解説

794年に平安京に遷都した桓武天皇は、坂上田村麻呂を征夷大将軍として東北地方に派遣しました。坂上田村麻呂と戦った東北地方の蝦夷(えみし)がアイヌなのかは議論が分かれるところです。

894年、菅原道真の建議により遣唐使は中止されました。その後、菅原道真は藤原氏との政争に破れ、北九州の大宰府に左遷されました。

1016年、藤原道長は摂政となり、藤原氏の権力は最盛期を迎えました。

平清盛は保元の乱、平治の乱に勝利し、1167年に武士として初めて太政大臣となりました。

桓武天皇の政治→藤原氏の摂関政治→院政の始まり→平氏政権が平安時代の政治の大きな流れです。