公立高校入試の歴史並び替え問題

年代の数字を覚えることは重要ではありません。できごとの内容と前後の関係を理解しましょう

歴史並び替え問題第28問(2010年度広島県公立高校入試)

問題

次のア~エのことがらを、年代の古い順に並べ、その記号を答えなさい。

殖産興業が進められ、官営工場として富岡製糸場が群馬県県に作られた。
農業の発展にともなって定期市が開かれ、中国から輸入された宋銭が使われ始めた。
東まわり航路や西まわり航路が開かれ、年貢米などが江戸や大阪に運ばれるようになった。
和同開珎がつくられ、平城京の市で使われ始めた。

正解

エ→イ→ウ→ア

解説

和同開珎が作られたのは708年で平城京遷都は710年です。

宋銭は平清盛が始めた日宋貿易で大量に輸入され、その後の鎌倉時代ではさらに流通量が増えました。この時期には西日本で二毛作が始まりました。

江戸時代の大阪には多くの藩の蔵屋敷が建てられ、日本の流通の中心地でした。高校入試レベルだと大坂ではなく大阪のようです。