公立高校入試の歴史並び替え問題

年代の数字を覚えることは重要ではありません。できごとの内容と前後の関係を理解しましょう

高校入試対策について

国語

漢字の書き取りのような問題は、自分の頭の中から答えを出さなくてはなりません。しかし、長文の読解力を試すような問題はそうではありません。長文の中にその答え、またはヒントがあります。答えは頭の中からではなく長文の中から探してください。(英語の長文も同じです)

 日本語の文章を読んでも内容が理解できない場合、それは語彙力の不足です。日本語の言葉(単語)を勉強しましょう。

社会

 社会は小学生でも解ける問題が出題されます。したがって、小学生用(5年生6年生)の問題を完全にマスターすることが重要です。中学生用の問題はそれができてから行うべきです。

数学

 計算問題は正確に早く解けることが重要です。どうすれば早く解けるか意識しながら学習してください。

 方程式の文章題は何を文字にすればいいか、よく考えましょう。

 ある町内会ではペットボトルと新聞紙を資源ごみとして回収している。先月はペットボトルと新聞紙合わせて120kgを回収した。今月は先月に比べて、ペットボトルは15%増加、新聞紙は5%減少、全体では2kg増加した。今月はペットボトルと新聞紙をそれぞれ何kg回収したか求めなさい。正解 今月のペットボトル46kg 今月の新聞紙76kg

 上記のような問題では問われているのは今月分ですが、先月分を文字にして計算し、その後今月分を出したほうが良いでしょう。

 関数の問題は実際のグラフを書くことが重要です。問題を解く前に一次関数なら傾きや切片がプラスなのかマイナスなのか、予想して解いてください。比例、反比例、二次関数も同様にグラフの形、式を予想して解いてください。。

 作図の問題が出題されない都道府県も多いですが、図形の基本は作図にあります。作図問題が解けないようでは証明問題は解けません。分野別問題集で作図の問題に取り組でください。ただし千葉県の公立高校入試の作図は難易度が高いです。あのレベル作図の問題をスラスラ解けるならば、かなりの数学の実力です。

理科

 正しい理論を理解することは実は難しいこです。「空気抵抗や摩擦を無視すれば、等速直線運動を行っている物体にはたらいている力はつりあっている」「並列回路では抵抗を増やすと回路全体の抵抗は減る」どちらも感覚的には間違っているように思えますが、正しい理論です。正しい理論を身につけるためには正しい用語を覚えましょう。「仕事」のように日常生活で使う言葉と理科の用語は異なります。

 正しい理論は応用がききます。例えば「溶解度」と「飽和水蒸気量」のグラフは同じ形で、三日月と金星の宵の明星では位置関係が似ています。

 そして、正しい理論を導くためのさまざまな実験と観察の手順を覚えましょう。

英語

 英語の第一歩は良い英文をできるだけたくさん暗記することです。自転車を初めて乗るときに、乗り方の理論を考えても意味がありません。転んでもまた乗るしかありません。漢字の苦手な小学生はとにかく書いて練習するしかありません。「へん」「つくり」などの理論はある程度覚えてからで十分です。英語を覚えるにはまずたくさん発音して、ノートに書いて文全体を暗記するしかありません。

 次に取り組むべきは文法です。国語の勉強とは反対で、単語よりも文法を学習してください。文法を正しく理解していれば、単語の意味は多少わからなくても英文のおおまかな意味は読み取れます。文法を理解するには「現在完了形」などたくさんの文法用語と動詞の使い方を覚えましょう。

 次の英文はどういう意味でしょうか。

I sent my son to your store to buy 900 grams of cherries,

gram (grams) グラム cherry (cherries) さくらんぼ

 正解は「私は900gのさくらんぼを買うために息子をあなたの店に行かせた(送り出した)」です。

 「私は900gのさくらんぼをあなたの店で買って息子に送った」は間違いです。単語の意味がわかっても、文法がわからないと正しい理解はできません。my son は sent の目的語で to buy はto不定詞の副詞的用法です。