問題
次のア~エは20世紀前半におきたできごとについて述べた文である。ア~エを年代の古い順に並べて答えなさい。
- ア
- アメリカでの株価の暴落をきっかけに、世界恐慌が起きた。
- イ
- イタリアがエチオピアを侵略して併合した。
- ウ
- イギリスの植民地であったインドが独立した。
- エ
- ロシアの革命政府が、ソビエト社会主義共和国連邦を成立させた。
正解
エ→ア→イ→ウ
解説
ロシア革命は第一次世界大戦のさなかの1917年(大正6年)におこりましたが、その後の内戦やシベリア出兵などの外国の干渉により、ソビエト社会主義共和国連邦の成立は1922年(大正11年)でした。
1929年(昭和4年)アメリカニューヨークの株価暴落をきっかけに世界的な不況が広がりましたが、ソ連は社会主義経済体制で影響をほぼ受けませんでした。
イタリアではソ連が成立したのと同じ年にムッソリーニが首相となり、ファシズム体制を築き、1935年(昭和10年)にエチオピアに侵攻、翌年に併合しました。またヒトラー率いるナチスドイツは1935年に再軍備を宣言、翌年にラインラント進駐を行い、第一次世界大戦後のヨーロッパの秩序であったベルサイユ体制は崩壊しました。
インドが独立を果たすのは第二次世界大戦後の1947年(昭和22年)です。