問題
日本では第二次護憲運動を経て、1924年に加藤高明内閣が成立し、それから1932年の五・一五事件まで政党内閣が続いた。この期間におきたできごとを次のア~エから三つ選んで、年代の古い順に記号で答えなさい。
- ア
- 治安維持法が制定される
- イ
- 日英同盟が結ばれる
- ウ
- 満州事変が始まる
- エ
- 世界恐慌がおこる
正解
ア→エ→ウ
解説
1924年(大正13年)政党内閣と普通選挙を求める第二次護憲運動がおこり、加藤高明内閣が成立し、翌年に男子普通選挙と治安維持法が成立しました。
1929年(昭和4年)ニューヨークの株式市場で大暴落がおこり世界恐慌が始まりました。日本でもその影響を受け昭和恐慌と呼ばれる不景気が続き、その最中の1931年(昭和6年)に日本陸軍の一部である関東軍が満州事変をおこし、満州を占領、翌年に満州国を建国しました。
犬養内閣は満州国を認めず、五・一五事件で倒れますが、事件を起こしたのは陸軍ではなく海軍将校で、その背景は昭和恐慌、満州国問題、ロンドン海軍軍縮条約、統帥権干犯問題など複雑です。