公立高校入試の歴史並び替え問題

年代の数字を覚えることは重要ではありません。できごとの内容と前後の関係を理解しましょう

歴史並び替え問題第76問(2011年度島根県公立高校入試)

問題

明治時代におこった次のア~ウのできごとを、古い順に並べて記号で答えなさい。

大日本帝国憲法が発布された。
廃藩置県が実施された。
五箇条の御誓文が出された。

正解

ウ→イ→ア

解説

1868年明治新政府は五箇条の御誓文を出し、新政府の方針を発表しました。天皇が神々に誓う形で、会議による政治の決定や開国などがその内容でした。

1871年(明治4年)廃藩置県が行われ、政府が府知事や県令を任命し、かつての藩主は政治権力を失いました。これにより中央集権的国家がつくられました。

1889年(明治22年)大日本帝国憲法が発布され、近代的な立憲君主制が整えられました。

天皇を元首とし、帝国議会は天皇の協賛機関とされ権限が弱く、国民は臣民として法律によって権利が制限されました。