公立高校入試の歴史並び替え問題

年代の数字を覚えることは重要ではありません。できごとの内容と前後の関係を理解しましょう

歴史並び替え問題第141問(2012年佐賀県公立高校入試)

問題

次のア~エは、日本と中国の歴史についてまとめたものである。年代の古い順に並べ、記号で答えなさい。

元軍が九州北部に押しよせ、博多湾に上陸した。
中国の香港に、佐賀県代表事務所が開設されるとともに、佐賀と上海との間に定期チャーター便が就航した。
北京郊外での軍事衝突をきっかけに、日中戦争が始まった。
中国や朝鮮半島から稲作や金属器が伝わった。

正解

エ→ア→ウ→イ

解説

紀元前4世紀から21世紀までのとても長い期間の問題です。

紀元前4世紀に稲作と金属器が大陸や朝鮮半島から伝わって、弥生時代が始まりました。

鎌倉時代の元寇は、文永の役(1274年)と弘安の役(1281年)と2度ありましたが、上陸を許したのは最初の文永の役です。

1937年(昭和12年)に始まった日中戦争を日本政府は解決することができずにに泥沼化させてしまい、1945年(昭和20年)日本がポツダム宣言を受諾するまで日中戦争は続きました。

21世紀に入り中国は世界第二位の経済大国となり、日本の最大の貿易相手国となりました。佐賀県は上海から飛行機で1時間30分と近く、格安航空によって運賃も安くて、中国人観光客に人気です。(もちろん2021年2月現在、新型コロナの影響で中国人観光客はゼロです)