注意
この問題の前に第57問を解くことをお勧めします。
問題
第二次世界大戦終結後の日本経済について述べた次のア~エの文を、年代の古い順に並べ、記号で答えなさい。
- ア
- 年平均10%をこえる高い経済成長が続いた。
- イ
- 財閥解体によって、経済の民主化が進められた。
- ウ
- 狂乱物価といわれる激しいインフレがおこった。
- エ
- 朝鮮戦争に関する軍事物資の輸出が増加し、経済が急速に回復した。
正解
イ→エ→ア→ウ
解説
第二次世界大戦終結後に日本を占領した連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の目的は軍国主義を排除し日本を民主化することでした。GHQは財閥や大地主が経済的な格差を拡大させ、軍国主義を生み出すと判断し、それらを解体しました。
1950年(昭和25年)に朝鮮戦争による特需で日本経済は回復し、高度経済成長期に入りました。
1973年(昭和48年)イスラエルとアラブ諸国(エジプトやシリア)との間に第四次中東戦争が勃発し、原油価格が暴騰するオイルショックがおこりました。日本でも石油の不足が発生し、その影響で物価は急上昇し(狂乱物価)、翌年には経済成長率がマイナスとなり高度経済成長は終わりを告げました。