問題
1929年の世界恐慌の後におきた日本に関するできごとを、次のア~オから4つ選び、年代の古いものから順に並べ、その符号を答えなさい。
- ア
- 国家総動員法が制定される。
- イ
- ワシントン会議で軍備が制限される。
- ウ
- 太平洋戦争が始まる。
- エ
- 国際連盟を脱退する。
- オ
- 日中戦争が始まる。
正解
エ→オ→ア→ウ
解説
1918年(大正7年)に第一次世界大戦が終わると、世界は平和を求め軍縮の気運が高まり、1922年(大正11年)ワシントン会議で各国の軍縮が決まりました。
1929年(昭和4年)に世界恐慌がおこり、日本では昭和恐慌と呼ばれる深刻な不況に陥りました。
1931年(昭和6年)日本陸軍の一部(関東軍)は満州事変をおこし、翌年に満州国を建国しました。不況下の国民の多くはこれを支持しますが、国際的には非難され1933年(昭和8年)日本は国際連盟を脱退し世界から孤立しました。
1937年(昭和12年)には中国と全面的な戦争に発展し、その翌年に国家総動員法を制定し戦時体制を強化しました。この日中戦争によってアメリカとの対立が深まり、1941年(昭和16年)に太平洋戦争が始まりました。