問題
日本の土地に関する次のア~エの文を、年代の古いものから順にならべ、その符号を答えなさい。
- ア
- 全国の田畑の面積、収穫高、耕作者を調べ、検地帳に記した。
- イ
- 各藩主が支配していた土地(版)と人民(籍)を天皇に返させた。
- ウ
- 御家人に先祖伝来の領地の支配を認め、てがらに応じて領地や守護・地頭の職をあたえた。
- エ
- 地主から土地を強制的に買い上げ、小作人に安く売り渡した結果、多くの自作農が生まれた。
正解
ウ→ア→イ→エ
解説
1185年源頼朝は守護・地頭の任命権を朝廷から得て、「御恩と奉公」による中世武家政権の体制ができました。
1582年に豊臣秀吉は検地を開始し、平定した各地で行いました。年貢の中間搾取をなくして収入を安定化し、刀狩と共に身分が固定化することが目的でした。
1869年(明治2年)明治新政府は版籍奉還を行い中央政権国家を目指しますが、旧藩主が知藩事に任命されて地方政治の実態は変わりませんでした。そのため2年後に廃藩置県を行い中央政府から府知事・県令が地方に派遣されました。
第二次世界大戦後の1946年(昭和21年)からGHQの指令に基づいて農地改革が始まりました。その目的は経済的な格差を是正し、農村の民主化を進めることでした。