公立高校入試の歴史並び替え問題

年代の数字を覚えることは重要ではありません。できごとの内容と前後の関係を理解しましょう

歴史並び替え問題第21問(2010年度三重県公立高校入試)

問題

次のア~エは明治時代から大正時代にかけて日本政府が、外国との戦争や事件の後に結んだ条約についてまとめたものである。年代の古い順に並び替えて記号で答えよ。

日露戦争の講和会議でポーツマス条約を結ぶ。
江華島事件の講和会議で日朝修好条規を結ぶ。
日清戦争の講和会議で下関条約を結ぶ。
第一次世界大戦の講和会議でベルサイユ条約を結ぶ。

正解

イ→ウ→ア→エ

解説

1876年(明治9年)日朝修好条規により朝鮮は開国、またこの条約は日本に有利な不平等条約でした。

1895年(明治28年)下関条約で清に朝鮮の独立を認めさせ、1905年(明治38年)ポーツマス条約でロシアに朝鮮における日本の優越権を認めさせました。

日本は結局1910年(明治43年)韓国を併合、1919年には(大正8年)第一次世界大戦の戦勝国としてベルサイユ条約に調印し、翌年発足した国際連盟では常任理事国となり国際的な地位が上昇しました。

 

日本近代史 (ちくま新書)

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  • 作者:坂野 潤治
  • 発売日: 2012/03/01
  • メディア: 新書