問題
平安時代の後半に起こった、次のア~エのできごとを古い順に並べなさい。
- ア
- 白河上皇が院政を始めた。
- イ
- 藤原道長が摂政になった。
- ウ
- 平清盛が太政大臣になった。
- エ
- 保元の乱、平治の乱が起こった。
正解
イ→ア→エ→ウ
解説
平安時代の中央の政治に関する問題です。
藤原氏は、大化の改新(645年)で功績を挙げた中臣鎌足が天皇から「藤原」の姓を与えられたことに始まり、その後勢力を伸ばし、天皇を補佐する役職である「摂政・関白」として政治の実権を握りました。1016年に藤原道長が摂政となり最盛期を迎えたと言われています。大化の改新から371年後、平安京遷都(794年)から222年後のことでした。
1086年白河天皇は上皇となり院政を始めました。その政治は院近臣と呼ばれる側近を重用した独裁的なものでした。
1156年保元の乱、1159年平治の乱と続いて都で戦乱が起こりましたと。これは天皇家、藤原摂関家、武士である源氏と平家、さらに院近臣の内部対立や権力闘争によるものでした。これに勝利し権力を握ったの平清盛で、1167年に武士として初めて太政大臣になりました。