問題
鎌倉時代から室町時代にかけておこったできごとを、次のア~オから3つ選んで、年代の古い順にならべて、記号で答えなさい。
- ア
- 武士の慣習や裁判を行う基準をまとめた御成敗式目が定められた。
- イ
- 大名が同盟を結ぶことなどを禁止した武家諸法度が定められた。
- ウ
- 約60年間にわたって対立していた、京都の北朝と吉野の南朝が統一された。
- エ
- 天皇が位をゆずったのち、上皇として政治を行う院政が始まった。
- オ
- 建武の新政とよばれる天皇中心の新しい政治が始まった。
正解
ア→オ→ウ
解説
院政は平安時代1086年に白河上皇がはじめました。摂関政治と違い上皇自身が政治を行ったことが特徴です。
鎌倉時代1232年に執権北条泰時が御成敗式目を定め、それはその後の武家社会に長く影響を及ぼしました。
鎌倉時代末期、後醍醐天皇は朝廷に再び政治の中心を取り戻そうと考え、北条氏に反発する武士とともに鎌倉幕府を倒し、1334年に建武の新政をはじめました。しかしその政治は武家社会となじまず、鎌倉幕府の有力な御家人であった足利尊氏は1336年に京都に新しい天皇を立て、その2年後には征夷大将軍となり室町幕府を開きました。一方の後醍醐天皇は今の奈良県の吉野に逃れ、同時に2人の天皇が存在する南北朝時代が始まりました。
2つの勢力は激しく対立しましたが、1392年に3代将軍足利義満のもと南北朝は統一されました。
武家諸法度は1615年江戸幕府2代目将軍徳川秀忠の時に制定されました。